外人投資家の売り圧力が強い
先週の日経平均は月曜日から木曜日まで4日連続下落し木曜日には21462.95円の安値を付けた。
先週は上海指数に連動する動きとなり特に後場から売られるケースが多かった。
米中貿易摩擦の世界経済への影響が懸念された相場であるが現金化を急ぐ外人投資家の売り圧力が強かった。
今年の月足は阪神淡路大震災時と極似
7月入りした相場であるが今年の月足に注目したある研究所がある。終値ベースで見た日経平均の月足チャートは1月~3月までは陰線、4月陽線、5月、6月陰線となった。
このパターンは戦後1回しかなく1995年だけであった。この年は1月に阪神淡路大震災があり翌年96年には消費税増税が決まっていた。
相場は年初に1万9600円の高値を付け7月には1万4400円の安値を付けた。その後相場は反転し年末には1万8500円まで回復している。
テクニカル的には短期で売られ過ぎ
今年も大阪に震度6の地震があり来年10月には消費税増税が見込まれている。奇しくも環境は似ているというわけだ。
テクニカル的には現在騰落レシオが78%台、ストキャストとは20%前後と短期で売られすぎのシグナルが発生している。また、PBRも1.18倍と割安とされる1.2倍を割っている。
戻りメドは?
需給的には8日から10日にはETFの再分配がある。過去この再分配をきっかけに相場が反転するケースもあり今週はリバウンド相場もありそうである。
チャートは完全に崩れているので本格上昇には時間がかかりそうであるが短期リバウンドに期待したい。
戻りメドは転換線の2万1915円処、それを抜けてくると下げ幅の38.2%戻しの2万2050円処が期待できそうである。
上海指数から目が離せない
一方、下値は5日の安値2万1462円、それを抜けてくると週足の一目均衡表の下限2万1100円まで下がりそうである。
今週はSQ週なので日中も大きく上下に動きそうである。しばらく上海指数から目が離せない。(ハチロク)
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