225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

~市場全体はボックス相場か?~
相場の格言は「5月に株を売ってどっか行け」というのがある。QUICKマネーワールドによると1976年以降の日経平均の5月の勝率は50%に過ぎずもっとも悪い7月、9月(45%)と比べると特別悪い月ではない。
実は投資パフォーマンスが株式投資より債券投資の方が良いということである。
GW大型連休の間、米財務省が公表した為替報告書の中で日本は中国やドイツなど5か国と一緒に「監視リスト国」に指定され、その影響もありドル円相場は休み中に海外で一時105円50銭まで上昇した。
しかし、麻生財務大臣の「必要に応じて対応する」との発言もありチャート上の節目で止まりその後107円台で推移した。谷間の金曜日は米国の雇用統計発表を控え為替の動きが小康状態であり株式相場も揉み合い相場となった。また連休前にリスクヘッジで組まれた225オプションもプット、コールともに大きくプレミアムを崩しポジションの解消が見られた。
日銀の「追加緩和無し」の大きな影響は金曜日の相場を見ていると峠を越えた感じはあるが、発表される決算は弱気見通しが多く今期のEPS(1株当たり利益)の上昇は期待しにくい。しかし、ここからの更なる円高は政府の介入の可能性も高く仕掛けにくい。
そうなれば、市場全体は日経平均で1万5000円から1万7000円のボックス相場が想定され決算発表に絡めた個別銘柄物色の展開となろう。債券投資は我が国は超低金利なため妙味は少なく格言を筆者流に解釈すると5月は「休むも相場」って思われる。(ハチロク)

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