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上海指数以上に上下する日経平均
先週の日経平均は大きく上下した。
月曜日は「トルコ・ショック」で440円安と大幅下落した日経平均だが翌日には約500円高と急反発、しかし水曜日には150円安になり更に木曜日には一時300円安となったがその後プラス圏まで戻すといった大きく動いた週であった。
急激に戻した背景には中国の王受文商務次官が8月下旬に訪米しマルパス米事務次官と貿易摩擦を巡って協議すると伝わり上海指数が戻ったのがきっかけであるが上海指数以上に上下する日経平均には驚かされた。
外資系証券会社の仕掛け
お盆の週ということもあり市場参加者が減る傾向にある事を狙ってクレディスイスなどの外資系証券会社が仕掛けていたようである。
チャート的には13日に安値2万1820円を付け14日には安値2万1850円、16日には2万1840円と変則的な三点底をつけての戻りだけに目先の底は21800円台と言えよう。
一方、高値は15日の2万2370円。この水準は200日移動平均線(2万2380円処)でもあり上昇基調を形成するにはこの200日移動平均線を終値で明確に抜いてくる必要があろう。
目先の戻りメドは?
抜いてくると8日からの下げ幅970円の0.682%戻しの2万2480円が目先の戻りメドとなろう。この水準は25日移動平均線(2万2500円処)もあり厚い抵抗ラインとなろう。
日経平均は大きく上下しているが米国市場は大きなブレもなく堅調な動きとなっている。そのためVIX指数もあまり上昇していない。今週は日経平均も徐々に落ち着きを取り戻す相場展開となろう。
「突っ込み買いのふき値売り」
今週は2万1900円から2万2600円を想定。本格上昇には時間がかかると思われ「突っ込み買いのふき値売り」で対応したい。(ハチロク)
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