225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

~指数よりも個別銘柄物色が続く~
月初の立ち合いが2日、月曜日から始まる月は荒れるという相場ジンクスがある。その言葉通り日経平均は6日連続安後、4日連続高となった。
この間、終値ベースで約1465円下がり540円戻した。ザラ場では1万6804円まで入り半値戻りを達成してきている状況だ。
為替が5月3日に105円55銭を付けてから麻生大臣の「急激な円高には介入する準備がある」との発言を受けて109円台までじりじり戻した。為替を円高にして日本株を売り崩すファンドにしたらこの水準からは売り込みにくいという事なのだろう。出来高が少ない中で、するすると値を戻した週となった。
トヨタ自動車(7203)が営業利益段階で4割減益と業績見通しを発表したが為替見通しが105円とあまりにも保守的と見られ決算発表翌日は寄り付きを底値に戻す展開となった。
トヨタショックを想定していた投資家も多かったと思うがそうはならなかった。今期は上場企業全体でも減益が想定される企業業績であるが「今はそんな悲観しなくてもいいのでは?」「為替次第では今後上方修正もあるのでは?」「伊勢志摩サミットに向けて政策支援があるのでは?」といった雰囲気の週であった。
12日時点の日経平均EPSは1140円。PERで約14.59倍。水準的には中立。決算発表が本格化しており指数よりも個別銘柄物色が続くことになりそうだ。
指数的には1万5800円から1万7100円のボックス相場が続くと思われるが「2日新甫は荒れる」は頭の片隅に留めておきたい。(ハチロク)

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