225構成銘柄主導の上昇【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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ヘッジの先物買いで上げ加速

 メジャーSQ週だった先週の日経平均は堅調に推移した。
 トランプ氏による中国に対しての2000憶ドル分の輸入品に対しての追加関税発動が懸念されていたがそれもなく抵抗ラインの2万2500円処を明確に抜いてくると上昇に拍車が付いた。
 225オプション9月限の行使価格コール2万3000円の建玉が1万7000枚と突出しており2万3000円に近付くにつれてヘッジの先物買いが入ってきていたようで木曜日には大幅高となった。

TOPIXベースでは上値抵抗ラインすら抜いてない

 結局SQ値は2万3057円94銭と1月以来の2万3000円台乗せで決まった。また、高値も14日の前場時点で2万3053円10銭を付け5月の高値を5回目の高値チャレンジで抜いたことになる。
 ただ、日経平均は高値を抜いたがTOPIXベースでは高値どころか5月の高値を起点とする上値抵抗ライン(1745ポイント処)すら抜いてきていない。

「アイランドリバーサル」なら注意

 今回の上昇はSQに絡む需給要因とファーストリテーリングやソフトバンクなどに代表される日経平均に寄与の大きい銘柄の上昇によるものであることが要因であろう。
 14日大引けで今回のSQ値2万3057円94銭を抜いてきたことで来週の上昇に期待はできるが、チャートでいう「アイランドリバーサル」には注意したい。
 木曜日の高値2万285841銭から金曜日の安値で「窓」を開けており、来週火曜日に「窓」を開けての下落であれば「アイランドリバーサル」となり高値圏ででた場合は強い売りシグナルとなる。

下値の抵抗ラインは?

 その際には2万2500円処の抵抗線を試すことになろう。また、下値の抵抗ラインは2万2300円処に位置する。上値は週足ボリンジャーバンドの△22σ(2万3200円処)が目処となろう。
(ハチロク)




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