225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

株価上昇に火をつけたのは?

 先週の日経平均は壁であった2万3000円を明確に抜けてきて1週間で約1000円の上昇となった。
 連休明けの火曜日にトランプ氏が中国の輸入製品に対し第3弾の追加関税を発表したが当初予想の25%から10%の関税であったことが貿易戦争激化の懸念を和らげ株価上昇に火をつけたようである。

「持たざるリスク」懸念

 これまで2万3000円台に近付けば売りで参戦し買戻しで利益を取っていた投資家が節目を抜けてきた株価を見て慌てて買い戻したのだろう。更に外国人投資家は今年に入り4兆4000億円分の日本株を売り越していたがBOX相場の上抜きにより「持たざるリスク」懸念から買いスタンスに変更してきたようである。

昨年の9月と同様の動き?

 一気に1月23日の高値抜きを期待したいところだが急騰により過熱感も出始めている。
チャート的には今年1月以来のボリンジャーバンド△3σ(21日現在2万4010円処)抜けとなった。△3σと言えば理論上99.7%の確率で△3~-3σの間で株価が推移するといわれる水準である。
 1月の時は△3σを付けた後下落した。しかし昨年の9月に付けた時はその後も上昇した。アノマリーからするとどちらかに大きく振れそうである。

昨年10月の16連騰を彷彿

 この上昇により「三空」を形成している。一番上は9月18日(2万348153銭)~19日(2万3672円52銭)の窓である。「三空は売り迎え」の諺通り窓を開けてからは高寄りしても陰線で引けており上値を抑えられている展開となっている。
 一方、上値にも最後の窓があったが金曜日にはこの窓を埋めた。次は年初来高値の2万4129銭が視野に入ってきた。
上げのピッチが速いので短期調整もあろうが昨年10月の16連騰を彷彿とさせる上げになっている。

空売りをしている投資家が買戻しを急ぐ

 25日は9月決算企業の権利付き最終売買日となっており今回は空売りをしている投資家が買戻しを急いでいるようだ。26日に権利落ち分(約150円)を埋めてくるかどうかに注目したい。
ボリンジャーバンドの△2σ(2万3753円処)を割ってくるまでは押し目買いで対応したい。
レンジは2万3500円から2万4300円を想定する。

(ハチロク)




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