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天井と見る投資家が売り仕掛け
先週の日経平均は金曜日に8か月振りに1月23日の高値(2万4129円34銭)を抜き年初来高値を付けた。
水曜日、木曜日に先物で2万4030円でダブルトップの高値を付けたため目先天井と見る投資家が売りを仕掛け木曜日には昼から相場は崩れ237円安と大幅安になった。
しかし、堅調な海外マーケットや113円半ばまで進んだ円安を背景に金曜日には寄り付きが2万4050円と大幅高で寄り付き前場の段階で年初来高値を取ってきた。過去30年のデーターによると上半期(4月~9月)日経平均株価が10%以上上昇した時には下半期(10月~3月)は100%上昇している。過去、30年で10回上半期で10%以上上昇したがその10回とも下半期も上昇している。しかも平均上昇率は14.6%である。
下期も堅調な相場が期待できる
今回は3月末株価が2万1454円30銭だったため10%上昇は2万3599円73銭となりこの条件をクリアしてきている。アノマリーでいくと下期も堅調な相場が期待できるということである。
チャートは「三空」状態
一方、チャート的に見ると短期過熱感が点灯している。騰落レシオは133%を超えてきており25日移動平均線乖離率も約5%となっており、いつ調整が入ってもおかしくはない。10月入りする今週は配当分の再投資の買いもなくなるため買い需要は先週に比べ減少する。現在チャートは「三空」状態になっているため高寄りするときは売りから参戦したい。
高値をとった後の為今週はボラティリティの大きい相場を想定する。前場と後場で相場が急変する可能性もあろう。レンジとしては2万3500円から2万4600円を想定する。(ハチロク)
(ハチロク)
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