225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「売りが売りを呼び、買いが買いを呼ぶ」展開

 オプションプレイヤーにとってSQ日の前日に大きく動かされるのは痛い。特に「ショートストラングル」を組む投資家には辛い。
 大体SQ週の前半くらいまでは警戒してポジションに対するヘッジを入れているのだが水曜日や前日には収益を上げるためにヘッジを外していく。今回はSQ前日に日経平均で約1000円安。500円安程度の変動ならポジションそのままで可能であるが1000円を超えると必要証拠金の問題などでポジションを処分しなければならない。だから、「売りが売りを呼び、買いが買いを呼ぶ」展開となりやすい日なのである。

前回の反省から火傷程度で済んだ

 同じようなことが昨年の11月9日にあった。9日はSQ前日最終売買日、前場に約460円高となり最高値を取ったが後場からは急落、前日比約400円安まで下落し上下幅約860円動いた。この時は大怪我したものの、今回は前回の反省もあり火傷程度で済んだがオプションのショートをメインの投資スタイルとしている投資家は1年に1回はこのような状況に遭遇する。

急変化を如何に回避するかが収益のポイント

 この急変化を如何に回避するかが収益のポイントとなる。今回は独DAX指数や英国FT指数、上海指数などが既に調整相場入りしていたのにNYダウと日本株だけが確りしていた。
 1ドル114円までいった円安の影響もあるが112円台でも下落は起こらなかったのでSQ通過後下落かと思っていたが外人投資家は一番収益の取れる可能性があるSQ前日を狙って仕掛けてきたようである。

下落過程での「三空」で反転も

 今回の下落で上昇過程で付けた「三空」をすべて埋めた。逆に下落過程で「三空」を作っており反転も期待できよう。その時は10日(2万3373円54銭)と11日(2万3051円19銭)の窓埋めがポイントだろう。
 ただ、3月26日の安値2万347円49銭を起点とする今年の上昇下値ライン(2万2450円処)を金曜日に割ってきており1月の高値と10月の高値でダブルトップを形成した可能性もある。

短期勝負で対応

 そうなれば2万2000円割れもあり得る。9月7日の安値2万2172円を守れるかがポイントだろう。今週もボラティテイの高い相場展開となると思われるため短期勝負で望みたい。
(ハチロク)




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