リスクパリティー取引【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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ボラティリテイ高い相場の要因は?

 先週の日経平均は前半に安値より約700円戻したが後半再び売り込まれ金曜日には安値を付ける状況であった。日々動きを見ても一日の値幅が約400円位動くボラティリテイの高い相場展開であった。
 この背景にはリスクパリティーを手法とする資金が影響しているといわれている。
 リスクパリティーとはポートフォリオに占める各資産のリスクの割合を均等になるように分散して保有することでリスクを軽減させる運用方法である。

相場への影響は大きい

 これらは株式や債券、コモディティーなど異なる資産の保有株式リスクを揃えるため各市場のボラティリティの動きに合わせそれぞれの組み入れ比率をその都度変更、調整する。
 この戦略をとる資金は欧米の年金をはじめ巨額で相場への影響は大きい。特に株式に関してはVIX指数が20ポイントを超えてくると株式の保有を自動的に減らすともいわれており今回の下げにも大きく影響した可能性はある。

日経平均裁定取引の解消の動きを誘発

 機械的に売買をするため相場は行き過ぎることがよくある。この動きが日経平均裁定取引の解消の動きを誘発し更に変動を大きくしている。
 今週の日経平均のチャート的ポイントは9月7日の2万2172円90銭を割るかどうかである。イブニング取引では16日に2万2030円まで下落しているが現物では7日の安値は割っていない。
 一目均衡表の雲の下限(2万2247円処)が下値抵抗ラインとして意識されておりこの水準に近付くと買いが入ってきているようだ。

テクニカル的にも「売られ過ぎ」

 テクニカル的にもRSIやストキャスティクスも「売られ過ぎ」から戻る過程を示唆しているのでまずは転換線(2万2914円)辺りまでのリバウンドを狙ってみたい。

(ハチロク)




株式情報と相場見通し

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