225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

SQ通過後は再び弱い展開

 先週の国内市場は週初より米中貿易摩擦の悪化や英国のEU離脱問題などにより下値を試す状態となりTOPIXでは10月26日の安値(1581.56)を更新し1572.33ポイントまで下落した。その後、ファーウェイ副会長の保釈が決まりなど緊張感の緩和や週末のSQに対しての思惑から戻り相場を形成、TOPIXベースで約3%程度戻ったがSQ通過後は再び弱い展開となった。

この水準から空売りもリスクが高い

 日経平均ベースでは11日には2万1062円31銭の安値を付けたが10月26日の安値(2万971円93銭)を割らずリバンドしたが25日移動平均線(2万1832円処)を明確に抜けてこれていないので相場の上値の重たさを感じる。日銀のETF買いの基準が今までの「TOPIXベースで前場で0.3%以上下がった場合」から「下落した場合は大きさに関係なく株価水準を勘案して」という形に変化している可能性が高く、この水準から空売りを仕掛けていくにはリスクが高いと思われる。

「アルゴリズム取引」が横行

 しかし、海外投資家が4週連続で日本株を売り越しているように上値では戻り売りが待ち受けているのが現状である。SQを通過しこれから海外投資家はクリスマス休暇に入る。売りの主体である海外投資家が減ることは望ましいことであるがちょっとした材料で「アルゴリズム取引」が横行し相場が攪乱する可能性にも注意したい。

安値を狙う仕掛け的な動きには注意

 また、12月特有だが個人の税金に絡む売買が活発化する週でもあり今週は上値は重たそうである。戻りのメドは一目均衡表の転換線(2万1830円)、25週移動平均線(2万1832円)、その上は窓埋め(2万2033円41銭)まで下値メドは節目の2万1000円、10月29日のイブニングで付けた安値20790円となろう。安値を狙う仕掛け的な動きには注意したい。(ハチロク)




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