あるか、掉尾の一振【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

アベノミクス相場は終焉を迎えた

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 日経平均の下げが止まらない。先々週末のSQ値(2万1618円88銭)より日経平均は1週間で約1500円下げたが下げ止まり感がでない。海外投資家の換金売りに買い向かう主体がおらずリバウンドのきっかけを作れずにいる。世界的な景気減速懸念を背景にNY市場以外は調整色を強めていた。
 独り勝ちをしていた米国だがここにきて発表される経済指標で停滞懸念がでてきて長期金利が下落し株価が崩れ始めた。
米国の長期金利の下落により円高が進み日本株が下落するという構図が復活したようだ。TOPIXが高値より20%下落したように7年間続いたアベノミクス相場は終焉を迎えたようである。

時期的な要因の売りが多い

 この時期の売りはクリスマス休暇を控えてポジションを軽くする為の損失覚悟の売りや税金対策の売りなど時期的な要因の売りが多い為それらが無くなる今週は「掉尾の一振」が入る可能性はあろう。
 ただ、チャート的には崩れておりリバウンドは入るが本格的な上昇は当面見込めないと考えたほうがいいだろう。個人投資家の追証による投げ売りも見込まれる為当面は「突っ込み買いの吹き値売り」を徹したい。

下値メドは?

 チャート的には下値メドは節目である2万円、その下はボリンジャーバンドの▼3σ(1万9800円処)、16年安値(1万4864円)から18年の高値(2万4448円)の半値押しの1万9656円が上げられよう。
 一方、上値はボリンジャーバンドの△1σ(2万700円処)、19日の窓埋めの20880円、一目均衡表の転換線(21000円処)が上げられよう。
(ハチロク)




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