225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「不況時の株高」が終焉

 先週の日経平均は週初こそ高く始まったが昨年の下落幅の半値戻しを達成するとさすがに利食い売りが急増しその後SQに向けて軟調な動きとなった。
 結局SQ値は2万1348円40銭と2万1500円台には届かずその後も軟調な動きとなった。先週にもこの欄で書いたが「不況時の株高」が終焉を迎えたようである。
ただ、昨年と違って下落時に相場の動きを増幅させる「裁定取引の買い残」が今はピーク時から74%減少しているということを考えるとこの「解消売り」が相場を大きく左右することはなさそうである。

ETFの残高が急増

 その反面ETFの残高が急増しておりETFの解約が相場に大きな影響を与えやすくなっていることには注意が必要である。
 今や横並びになったヘッジファンドがこぞってETFを使った運用に主軸をおいてきたため相場はより一方通行になりやすくなっているのは事実だ。相場が崩れ始めた時の対処を怠るとオプション取引は大きな痛手を食らうので警戒は常に必要である。

しばらくは弱い展開

 今週から約2週間は現物には約190円程度の配当が含まれているが当欄では現物の価格でチャートを見る。
 今週は12日に英国でEU離脱内容の採決が行われたり14日には中国の2月の小売り売上高や鉱工業生産の結果発表が行われる。最近は悪い指標が多いためこれらを見極めたいとの動きで上値は重い展開を想定する。チャート的には先週に窓を2つ開けて下落している。更に25日移動平均線(2万1227円処)も割れてきており調整色を強めている。MACDは金曜日に陰転、RSIも20%台まで低下しておりしばらくは弱い展開となろう。

上値は窓埋めの2万1550円処で戻り売り

 下値メドとしては節目である2万1000円、今回の戻りの31.8%押しの2万748円処、ボリンジャーバンド▼2σの2万680円処を想定する。上値は窓埋めの2万1550円処で戻り売りで対処したい。(ハチロク)

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