EU離脱問題に振り回された
先週の日経平均はやはり英国のEU離脱問題に振り回された週であった。
世界が注目する重要な12日~14日までの採決議会では結局何も具体的なことは進展せずに問題を先送りにしただけの議会であったと言わざるおえない。
今週には離脱延期の採決が20日にもされるということであるがメイ首相の掲げる「合意案」を受け入れて初めて6月末の延期が認められるということだから何度も否決されているこの「合意案」が可決される可能性は低いだろう。
下値の堅さも確認できた
そうなれば「長期の離脱延期」もしくは「合意なき離脱」となり再び混乱を招く。まだまだこの問題は相場の攪乱要因となりそうである。
先週の相場はこの採決に向けての動きとなりヘッジの売りが入った時は下げ、採決が終わると戻すという動きであった。
ただ、下値の堅さも確認できた週でもあっただろう。先週も一時2万1000円割れがあったが2万1000円を割ってくると買いが入ってきており目先の下値として機能していた。2万1600円から上は重さを感じるが今週も底堅い展開となろう。
25日移動平均線が下値抵抗ライン
チャート的には上向きの5日移動平均線(2万1345円処)、25日移動平均線(2万1326円処)が下値の抵抗ラインとして意識されよう。この水準には一目均衡表の転換線(2万1368円)も位置し重要な水準と思われる。
割れてくると先週上昇時に付けた窓(2万1145円94銭)を埋めにくる可能性もあるがその水準は収斂してしてきているボリンジャーバンドの▼2σラインであり下げ止まりやすいところであると思われる。
上値も重たい展開か?
一方、上値はボリンジャーバンドの△2σの2万1810円処、抜けてくると2万2000円台へのチャレンジも視野に入るが決算対策の売りも予想されるので上値も重たい展開となろう。
(ハチロク)
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