225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

勝負を手掛けにくい状況

 平成最後の取引週となった先週は結局高値もみ合いの方向感の無い展開であった。112円台の円安になると買われ111円台後半になると売られるという為替に連動した動きであった。
 初めての10連休ということで海外投資家も日本株への投資を躊躇していたようだ。ディーラー達も10連休前にポジションを全て解消しなければならない会社も多く、勝負を手掛けにくい状況であった。

中国関連の企業は厳しい業績見通し

 現状、海外ファンドの日本株比率は2014年以来の低さになっており株価も出遅れ感が甚だしい。「ND倍率(日経平均÷NYダウ)」は0.82倍と13年1月以来の水準である。
 連休明け海外要因で株価が下がっていたら買いたい投資家は多いであろう。連休前に売りたい投資家は大方現金化しているしヘッジを掛けた投資家の買戻しも期待できる。ただ、連休中に大幅に上がってきた場合は難しい。買い余力はあるが企業業績への不安が払拭されていない。特に中国関連の企業は厳しい業績見通しを立てている。それらを株価に織り込む時間は必要であろう。

円高への警戒感も

 為替は111円から112円半ばでもみ合っている状態だが米国商品先物取引委員会(CFTC)によると現在の建玉はマイナス8.7万枚で9週連続で売り越し幅が増えているようだ。
 過去数年に渡り売り越し数が10万枚を越えるとヘッジファンドが急速に買戻しを入れ円高を進行させており円高への警戒感も出始めている。
 色んな事を勘案すると連休明けは水準はどうあれ買われていくが落ち着く5月中旬ごろからは売られる相場を想定している。ともあれ皆さん、楽しい10連休をお過ごしください。

(ハチロク)




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