225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

ポジションが積みあがってなかったのが幸い

10連休後の国内市場は連休最後に突如でた米中貿易協議の決裂で軟調な動きからスタートした。追加関税を引き上げるとした日本時間10日の午後1時に向け緊張感は高まり9日の夜間取引では日経平均先物で21060円まで下落した。
5月限のSQ週だったため激しい動きも予想されたが10連休の影響もあり、あまりポジションが積みあがってなかったのが幸いしSQ値は21451.91円と比較的落ち着いた値で決定した。
また、相場を大きく傾かすヘッジファンドもVIX指数が23ポイント台を高値に一旦下落した為、大きく資産配分の変更はなかったようだ。

突発的な不安材料は増加するばかり

ただ、日米とも高値で揉み合っていた状況でのこの追加関税は相場を崩す格好の材料となっている。さらに北朝鮮もミサイルを発射し挑発を始めているので突発的な不安材料は増加するばかりだ。
米国では「Sell in may」の諺がある。「5月の株を売れ、そして9月の第二土曜日まで近付くな」と。現在、まさにその状況である。
発表される企業業績も今期は減益見通しを計画している企業も多く業績への不安感も増している。これらを相場に織り込む為の時間が必要のようである。

3月29日の安値が需要な抵抗ライン

今週は今年1月からの上昇幅(約3414円)の0.382%押しの21058円、3月29日の安値(20911円)が需要な抵抗ラインとなろう。抜てくると半値押しの20655円処が視野に入る。
一方、戻りは転換線の21838円処、この水準は急落過程でできた窓埋め(21875.11円)水準でもある。

下げ止まると急反発も

もともと、連休前のポジションを軽くしていたため投資家の買い余力は高いと見られ下げ止まると急反発も十分考えられる。ボラティティの高い週となりそうである。短期売買で望みたい。

(ハチロク)




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