225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

1兆1757億円売り越し

 先週の日経平均は週間で上下幅が約300円と動きに乏しい相場だった。
 8月の1週目に約1700円下落したがその後の戻りは約670円で下落幅の約38%程度に留まっている。
 戻りを鈍くしているのが海外投資家である。東証が発表した統計によると8月5日~10日に現物株と株価指数先物を合わせて1兆1757億円売り越した。

「上げれば売られ下がれば買われる」

 売り越し額は10か月振りの大きさだ。8月13日~16日も現物株を3785憶円売り越し、アベノミクス相場が始まった12年11月からの累計売り越し額が1兆円を超えてきた。
 その証左に代表的な日本株上場投資信託(ETF)の「iShares MSCI Japan」は純資産額が2018年のピークから半減し現在約1.3兆円と13年秋以来の少なさになっている。
 その海外勢の売りを国内の機関投資家や個人投資家が買っていて下げ止まっているが上値を買い上がる主体ではないので海外勢の売りが完全に止まるまでは「上げれば売られ下がれば買われる」相場になろう。

1万9721円処に近付くと買いが入りそう

 意識されるのが日経平均のPBR1倍の2万200円処、1倍割れになりそうな時には買いが入っておりこの水準は下値として固い。
 また、チャート的には月足の長期線(60か月)が1万9721円処であり近付くと買いが入ってきそうである。
 一方、上値は下げ幅の半値戻りの2万960円処、下落過程でできた窓埋めの値でもあり、横ばいの基準線が位置する水準でもある。その上は雲の下限(2万1240円)が抵抗ラインとなろう。
 今週も海外勢の売りをこなしながらの「揉み合い相場」となろう。(ハチロク)




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