買戻し一段落で上値重い展開【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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週末に米9月雇用統計

 先週の日経平均は高値揉み合い相場となった。9月中間決算の権利取りやその配当分での再投資など需給的にはいい環境だったがトランプ氏への弾劾調査が始まるなど海外発の悪材料で上値を重くした。
 今週から10月相場入りとなるが先週に比べ売り方の買戻しも一段落し需給的に買い支えの主体が減るため上値の重い展開となろう。
 今週は週末に米9月雇用統計が控え、また8月貿易収支も発表され米国経済を見るうえで注目される。

AIに勝利したグローバルマクロ系ファンド

 9月の世界的な戻り相場はCTA(商品投資顧問)とグローバルマクロ系ヘッジファンドの2大巨頭の戦いで人の判断で投資分析をするグローバルマクロ系ファンドがAIを使ったCTAに勝利した影響と言われている。その人の判断に雇用統計等は重要な分析材料になるので今回は特に注目されよう。

ボリンジャーバンドも収斂方向

 チャート的には下降し始めた5日線(2万2025円)を下回っており上値の重たさが露呈してきている。RSIの83%台と90%を割ってきているが依然割高とされる80%を超えており調整が続きそうである。
 拡大していたボリンジャーバンドも先週の揉み合いによりバンドが収斂方向に変化し△1σ(2万2058円処)を割ってきており中心地(2万1480円処)とのレンジで推移しよう。

下値は?

 上値抵抗ラインは5日線、抵抗トレンドラインの2万2150円処、19日高値2万2255円。抜けてくると4月の高値2万2362円抜けが視野にはいろう。
 一方、下値は11日の窓埋め値(2万1619円21銭)、今回戻り幅(約2081円)の0.382%押しの2万1460円処、25日移動平均線(2万1283円処)が上げられよう。

中国への証券投資制限は攪乱要因か?

 先週末には米国が「中国への証券投資の制限を検討している」などの報道もあり15日の対中関税引き上げ発動までいろんな情報が相場を攪乱さすことも注意したい。
(ハチロク)




株式情報と相場見通し

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