目次
株を枕に年を越してみようという雰囲気だが・・・
月末の日経平均は高値揉み合い。やはり指数より小型株中心の年末相場となった。
今年を振り返ってみると1月4日の大発会の時の安値が今年の安値となりその後約2割上昇した形となった。
トランプ氏の発言に振り回される相場であったが結果的には世界的に株価上昇の年となった。久しぶりに株を枕に年を越してみようという雰囲気ではないだろうか。
皆が楽観し始めた時は好材料の出尽くしが強い
米ミシガン州大学が算出する「翌年に株価が上昇する確率」は12月時点で64%と2002年以降最高になっているらしい。17年の12月には62%と高水準だったが翌年のS&P500は6%下落した。
つまり皆が楽観し始めた時は好材料の出尽くしが強いということだ。
チャートを見ても200日移動平均線(21860円処)から約9.4%乖離しており昨年10月の暴落時の8.7%を超えてきている。
来年1月からは調整があってもおかしくない状況
また、値動きも大体4か月周期で上昇、調整(下落)、上昇となっており今年の12月で上昇4か月目となっていることから来年1月からは調整があってもおかしくない状況である。
きっかけはトランプ氏の「ちゃぶ台返し」か北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)失敗か中国の金融崩壊かわからないが海外発の材料で振り回されることになるだろう。
年初は市場参加者が極端に少ない
特に年初は市場参加者が極端に少ないため、今年のように為替が大きく振れる可能性もある。今年の相場は年初の予想よりも良かったが「勝って兜の緒を締めよ」で来年は望みたい。
今年1年この欄を読んでいただいてありがとうございました。良いお年を。
(ハチロク)