「リーマンショック以上」の相場の動き
先週の日経平均は下落幅が3318円(15.99%)と過去最大の下げ幅となった。メジャーSQ週という特殊な要因もあろうが「売りが売りを呼ぶ」展開となり2008年10月6日週の下落幅24.33%以来の大きさであった。
米国市場でも12日にはNYダウが下げ幅2352.6ドルと過去最大を記録、また5日連続1000ドル以上の騰落も過去最長となった。まさに「リーマンショック以上」の相場の動きとなっている。
一旦はリバウンドも
あるデーターによるとこれまでの動きはリーマンショック時の動きとよく似てると言われてる。リーマンショック時の下げ始めを100としたら20日後に73まで下落、その後83程度まで戻すが再び乱高下を繰り返し下値を拡大50日後には65まで下落している。
今回2月13日の2万3908円85銭をスタートとすると20日後は3月12日、27%下落は1万7453円になる。金曜日の引け値は1万7431円なので値動きとしてはほぼ一致する。
また、当時日経平均はPBR0.81倍まで売られたがこの0.81倍は現在で1万6800円に値する。それらを勘案すると目先は一旦はリバウンドはありそうな状況ではある。
今週も日中で大きく上下しそう
リーマン時は約10%戻しておりそうなれば1万8400円処までは戻しも早そうだ。ボラティテイの高い相場が続いているので1万9000円程度まで戻る場面があるかもしれない。しかし、その後は再び売られ2番底を探る展開となろう。
その時は2016年6月の安値(1万4864円)を試しに行く相場となろう。現在ボリンジャーバンドの1σは約1800円であり今週も日中で大きく上下しそうである。
ワクチンが開発されるまで戻り売り
今週は日銀政策決定会合や米FOMCがあるので週前半はこれらの期待で戻す場面を想定、しかし内容次第では失望される可能性も高い。政府と中央銀行が協力して国民を安心させる政策を打ち出し続けることが重要だと思われる。
医療制度がしっかりしてないアフリカや中南米に拡大が広がればもうワクチンが出来るまで収束は不可能であろう。特効薬かワクチンが開発されるまでは戻り売りの戦略で良いと思われる。今週は1万6500円から1万9000円を想定する。
(ハチロク)
(ハチロク)
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