荒れそうな6月SQ週【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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「コロナバブル」状態

 先週の日経平均は2019年10月以来の5連騰で週間で約985円の上昇となった。
 週足でも3週連続陽線となり期間上昇幅は約2826円(約14%)とまさに株式市場は「コロナバブル」状態となっている。
 2万3000円に近付くと売りが出て急速に値を消すが昼からは買われるといったパターンで相場の強さを感じさせられた。

「まだはもうなりもうはまだなり」

 第1次、第2次と合わせて補正予算は約200兆円組まれておりこれはリーマンショック時の約4倍、形振り構わない対策が相場の戻りを下支えしている。
 欧米に比べ死亡率が極端に少ないことに対する評価かもしくは売られ過ぎの日本株の反動かはわからないが戻りは欧米に比べ若干早いペースで推移している。
 「まだはもうなりもうはまだなり」の相場格言を思い出させる今の相場だがやはり騰落レシオが150%とかRSIの92%、ストキャストの96%の状態を見ると今週は波乱の展開となりそうである。

プットのプレミアムの上昇を狙った先物の仕掛け売りも

 特に今週はメジャーSQである。3月のSQの時はプレミアム1円のプットが240円まで上昇したが今回はプレミアム1円だったコールが190円まで上昇してきている。
 今週は前半でコールの売り方の先物ヘッジ買いを誘発してその後水曜日、木曜日で今度はプットのプレミアムの上昇を狙った先物の仕掛け売りが入る可能性も十分に考えられるので今週は十分注意が必要である。

5日線を割ってくると売りは加速

 上値メドとしては週足窓埋めの2万3133円60銭、コロナ下落が始まった2月21日の安値(2万3378円33銭)、節目の2万3500円、コロナ下落の全値戻りの2万3806円56銭が上げられよう。
 下値メドは一目均衡表の週足雲の上限の2万2687円処、5日線の2万2512円処、転換線(2万1913円処)が上げられよう。目先は5日線を割ってくると売りは加速すると思われるので注意したい。

(ハチロク)




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