辞任ショックも深押しない【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
目次

アルゴリズム取引が発動

先週の日経平均は前週比約37円安で引けた。
火曜日には2万3431円04銭の新型コロナウィルスショック後の最高値を付けたが金曜日には場中に「安倍首相、辞任」の報道により下落。一時は高値から5分間で約713円下落しパニック的な下げとなった。もともと薄商いのところに報道に反応したアルゴリズム取引が発動した感じであるが久々の動きに気が引き締まった。

9月限のプットにやたら買い

ただ、先週は9月限のプットにやたら買いが入ってくるなという印象だったので辞任の情報は漏れていたのかもしれない。先物だと動きがばれやすいのでプットで利益をとる戦略だったようだ。
今後は誰が首相になるのが注目されるが政権交代ではないのでそれほど悪影響はでないと思われる。
確かに安倍首相の辞任は安定政権ゆえに日本株を買っていた海外投資家にとってマイナス材料ではあるが次の首相も当面は安倍首相の政策路線を引き継ぐと思われるので深押しはないと思われる。

チャートでは上値が重い

しかし、今週はチャートでは上値が重たそうだ。
一目均衡表の基準線(2万3013円処)を割ってきており調整色が強まっている。さらに新値三本足も週末の下落で陰転し調整局面入りを示唆している。
新値三本足は陰転、陽転した後は暫くそのトレンドで足を作る傾向にあり今回は暫く下落する可能性が高いと思われる。
金曜日の急落では22594.79円まで瞬間下落したがその後は買いも入ってきていたようで下値も堅そうであるが上値も重そうだ。

米国株見ながらの展開

また、米中関係の緊張感が高まってきていることから今週も米国株の動きを見ながらの相場展開となろう。レンジは2万2500円から2万3300円を想定する。

「カバー・ド・プット」で対応

9月SQまで後2週間、9月相場は荒れそうな気配であるがプットの「アウト・オブ・ザ・マネー」のプレミアムを少しづつ売りで仕込んで先物で売りも入れる「カバー・ド・プット」で対応してみたい。

(ハチロク)




株式情報と相場見通し

限定銘柄情報が満載!「証券市場新聞 公式メールマガジン」

購読会員限定コンテンツ

株は底値圏で大きくとるべし大伸経済の資料請求はコチラ!

Pocket

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次