権利落ち後の動き注視【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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米雇用統計や日銀短観を控える

先週の日経平均は前週比▼155円(0.7%安)と2週連続の下落となった。NY市場が約3%下落したことからみると日本市場は比較的堅調であったと言えよう。配当取りの買いが下値を堅くする一方で上値では売りが出ていて指数ではレンジの狭い動きであった。今週は週末の米雇用統計や日銀短観を控え上値の重い展開となろう。

「下がれば買われる」状態

週初には配当分(約140円)の再配分の買いが期待できるものの出遅れ感で買われていた日本株は権利取り終了で上値を追う買い手不在になりそうである。
NY市場の調整により年初来騰落率はNYダウと日経平均は逆転、日本株の出遅れ感は無くなってきた。しかし、菅政権の改革への期待は大きく「下がれば買われる」状態となり大崩れはなさそうである。

4連休後の新型コロナウイルスの新規感染者数は?

今週は4連休後の新型コロナウイルスの新規感染者数の発表が注目される。拡大は必至であるがその数字に相場がどう反応するか、反応が薄ければ相場は新型コロナウイルスの対し免疫ができてきたと見られるので下値不安は払拭されよう。

今週の予想レンジは?

チャート的には右肩下がりの5日線(2万3263円処)に上値を抑えられて25日移動平均線(2万3220円処)も割ってきている状態である。横ばい状態に入ったボリンジャーバンドの△2σ(2万3611円処)と▼2σ(2万3014円処)の間で推移している。
転換線(2万3310円処)を明確に上回ってくれば再び上昇に弾みが付くが権利落ち後2万3032円54銭を引け値で割ってくると新値三本足が陰転するので日本株も調整局面に入りそうである。
その際の下値メドは雲の上限(2万2648円処)が意識される展開となろう。今週は2万2600円から2万3500円を想定する。

(ハチロク)




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