マーケットの話題~自動運転で日本企業の動き活発化

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

市場でも幾度か話題になっている自動運転に関しては開発が進行する一方、トラブル回避に向けた動きも話題になってる。
今月7日には米電気自動車大手のテスラ・モーターズの自動車を運転していた男性が木に衝突して死亡したことが報じられた。事故時に同社の運転支援システム「オートパイロット」が正常に作動していたかは不明だがこれを受けてか11日にはテスラ車の運転支援システムの最新版「オートパイロット8.0」を提供すると発表している。この最新版では運転者がハンドルから手を放した状態での自動運転走行に新たに制限を加えているそうで、これによりオートパイロット作動中に事故を防ぐ狙いがあるようだ。
一方、詳細は不明だが米アップル社が密かに開発しているとされる自動車のプロジェクト「Titan」で一部人員整理に着手し、計画が見直されていることを米ニューヨークタイムズが報じている。何事も新たなものを普及させ優位に立つには先手必勝が重要かも知れないが、これら米国企業では急いだ故に問題に直面した印象も拭えない。
自動運転に関しては時間はかかっても安全かつ便利なものを開発することが求められるだけに、日本企業に商機は十分あるだろう。13日にはローム(6963)が実装の高信頼性を実現した上、従来比最大64%の実装面積削減を可能にした超小型MOSFET「AG009DGQ3」を開発したことを発表した。これは各種車載アプリケーションの性能向上に貢献し自動運転の普及に向けて活用が期待される。加えてデンソー(6902)と富士通(6702)、トヨタ自動車(7203)が3社で共同出資している富士通テンの資本構成変更の検討を始めることを9日に発表している。これは自動運転技術の開発強化を睨んでのもの。日本企業の動きがより活発化していることは注目されよう。

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