2月期決算発表がスタート【話題のテーマと狙える銘柄】

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞
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小売りの注目は?

新年度に突入するなかで、2月期企業から決算発表がスタートする。小売りセクターが多くを占める2月期企業については外食については新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響を受けているが、食品スーパーなどについては巣篭り需要の恩恵を多大に受けた。国内では2度目の緊急事態宣言が解除され新年度では、経済活動正常化へ向けて人々の消費行動が変化していくことになる。それを踏まえて各企業の業績予想もアフターコロナを想定した内容になりそうだ。

好調を維持するか?

2月期決算企業に関してその多くを占める小売りでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた巣篭り需要で食品スーパーでは自宅で調理する食材、ドラッグストアでは感染対策製品の売り上げが急増した。これらの企業は大幅な増収増益が見込まれるが、次期は経済が正常化するなかで、どこまで前期の好調を維持するかに注目が集まりそうだ。

アークランドはLIXILビバの完全子会社化効果

29日発表のアークランドサカモト(9842)は「ホームセンタームサシ」などが巣篭り需要の恩恵を享受、21年2月期は前の期比30.2%の大幅増益を見込む。次期についてはLIXILビバの完全子会社化効果が一段と表面化することから引き続い増収増益が見込めそうだ。

西松屋チェーンはECモールも拡大

30日発表の西松屋チェーン(7545)の21年2月期はコロナ禍で郊外店需要が高まり、連結営業利益で5.6倍の大幅営業増益を見込む。次期については小学校高学年向け衣料や雑貨の商品を拡充、ECモールや店頭受け取りサービスの展開が期待され増益基調維持が期待される。

ニトリHDやダイセキ環境

31日発表のニトリホールディングス(9843)、4月2日の平和堂(8276)も小売りでは注目。小売り以外では4月5日のダイセキ(9793)やその子会社のダイセキ環境ソリューション(9793)も注目される。

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