1Q好決算をピックアップ
第1四半期決算発表は終盤に差し掛かった。半導体や電子部品、自動車関連を含めて、好決算が相次いでいるが、新型コロナ感染者急増による経済の先行きへの不安から、大幅増益でも発表翌日に急落する銘柄も少なくない。株価下落には個別で事情は異なり、需給悪など個々で業績以外による影響もあるが、中長期視野にたてば、売り叩かれた場面は好業績銘柄の押し目買い好機になろう。好決算の中から更なる業績拡大が期待できる銘柄をピックアップしてみた。
デクセリアルズは期上振れ期待
信越化学工業(4063)生活関連資材ではポリ塩化ビニル(PVC)が高水準で、電子材料では300mmシリコンウェハがロジック向けで高水準。未定としていた通期予想は23.7%増の4850億円。
デクセリアルズ(4980)差異化技術製品が順調に拡大し、第1四半期営業利益は49億700万円(前年同期比3.9倍)の大幅増益。通期上振れ期待。
日本精線は半導体関連業界向け超精密ガスフィルターが拡大
日本精線(5694)半導体関連業界向け超精密ガスフィルターが拡大し、22年3月期の通期連結営業利益で35億円から42億円(前期比76.5%増)へ上方修正。
日本電産(6594)第1四半期営業利益で445億5500万円(前年同期比60.3%増)と大幅な増益。半導体不足が車載や精密小型モーターに幾分か影響したものの、EVトラクションモータの成長戦略継続している。
日東電工はスマホ用高精度基板が大きく伸びる
日東電工(6988)第1四半期は営業利益で297億円(前年同期比70%増)の大幅増益。スマホ用高精度基板が採用機種の増加から大きく伸びている。
カプコン(9697)大型新作「バイオハザード ヴィレッジ」が寄与し第1四半期は営業利益で236億400万円(前年同期比2.2倍)の大幅増益。通期予想の420億円(前期比21.4%増)は上振れ期待。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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