リバウンド狙い銘柄をピックアップ
デルタ株による新型コロナ感染拡大による景気回復遅れの不安から8月の東京市場は軟調な動きとなった。その中で、特に下げ幅を拡げたのがマザーズ指数で、8月18日にはほぼ1年ぶり以来の1000ポイント大台割れとなっている。信用期日による個人投資家の投げなど需給面での影響も大きいが、今年IPOの銘柄を中心に将来性がありながら、実態以上に売り叩かれた銘柄は、中長期視野でみれば、見直し買いの好機となる。リバウンド狙いの銘柄をピックアップしてみた。
電解銅箔の日本電解
日本電解(5759)リチウムイオン電池や回路基板などエレクトロニクスの機関部材として様々な製品に組み込まれている電解銅箔を手掛ける。6月上場後に4560円の高値を付け調整、8月に入っての3000円割れは売れ過ぎ。
弁護士ドットコムは「クラウドサイン」拡大
弁護士ドットコム(6027)第1四半期では前年同期比32.5%の大幅増収ながらも昨年10月21日高値1万5880円から半値以下の6000円割れまで売り叩かれる。電子契約「クラウドサイン」はコロナ禍追い風に大企業の導入が拡大。
半導体レーザー拡大のオキサイド
オキサイド(6521)半導体ウエハ検査装置向け半導体レーザーの拡大で22年2月期の営業利益4億1600万円(前期比13.7%増)は上振れ期待。6月30日の1万300円高値後に8月18日に5560円まで急落したが、6000円台まで戻す。
耐久テストなど高成長のシノキハイテック
シノキハイテック(6614)今年3月上場後、6月24日に5240円の最高値を付け調整していたが、3000円トビ台で落ち着く動き。自動車用半導体向け耐久テストなどが高成長。
ステムセル研究所は「さい帯血バンク」で圧倒
ステムセル研究所(7096)6月公開後に7220円まで上昇し、8月6日には4000円まで売られる。臍帯血を保管する「さい帯血バンク」では国内で圧倒的シェアを誇っており、再生医療で重要な役割を担う。
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