話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

大阪・夢洲に万博とIR誘致

湾岸部活性化の起爆剤に

 

カジノ関連銘柄が改めて関心を集めている。2025年国際博覧会の候補地について、大阪府と大阪市が湾岸部の人工島夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の約100ヘクタール(ha)に会場を集約、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致も目指していることが伝えられたことがきっかけ。夢洲は平成44年をメドに約390haルの埋め立てが計画されており、すでに140haを造成、万博とIRに必要な170haを確保できると判断したという。
府と市は万博とIRを湾岸部活性化の起爆剤にしたい考えで、延べ3000万人を超す入場者の輸送手段も地下鉄中央線の延伸と増発、周辺人工島の駐車場からのシャトルバス運行などを検討。IR誘致については菅官房長官が前向きに検討する意向を示しており、いよいよ国内初のカジノ実現へ期待が高まってきた。

関連銘柄はすでに出直り基調を強めているが、候補地が決まったことで此花区の地権者企業にも物色が広がっている。
カジノ用紙幣識別機で世界シェアトップの日本金銭機械(6418)が新値追いで上場来高値を目指す動き。カジノ向けモバイル電子決済ソリューションを開発したテックファーム(3625)は第三者割当増資発表で頭打ちになったが、パチスロ周辺機器メーカーのオーイズミ(6428)やフィリピンでカジノ開発を進めるユニバーサルエンターテインメント(6425)は年初来高値圏で強い。商業埠頭会社で此花区に本拠を置く桜島埠頭(9353)も思惑人気を集めた。

このほか、アミューズメント施設内装のインターライフホールディングス(1418)や海外でスロットマシンを供給するコナミホールディングス(9766)、パチンコ周辺機器と紙幣搬送システムを手掛けるマミヤ・オーピー(7991)、アミューズメント施設運営のアドアーズ(4712)、貨幣処理機大手のグローリー(6457)も動意。また、此花区地権者企業はユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するユー・エス・ジェイが、株式再上場を検討していることもあり、物色対象が広がる可能性もあるだろう。

Pocket