2Q決算から見直せる銘柄は?【話題のテーマと狙える銘柄】

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第3四半期は極めて慎重な見通し

主要企業の第2四半期決算発表がピークを過ぎた。市場の事前期待通リに通期予想を上方修正した銘柄は多かったが、その半面、原油高や半導体不足により第3四半期以降に関しては極めて慎重な見通しを立てている企業も少なく、決算発表直後に悲観売りを浴びる銘柄も散見された。インフレによりモノの値段がジワリと上がるなかで、緊急事態宣言が解除されたものの消費が思ったほど盛り上がりを見せな不安もある。そこで決算内容から見直せる銘柄をピックアップした。

トヨタは保守的

トヨタ自動車(7203)は半導体調達リスクが懸念されたが、11月4日に発表した通期予想をでは連結営業利益で2兆5000億円から2兆8000億円(前期比27.4%増)に上方修正した。ただ、上方修正の要因は為替によるものであることから実施には下方修正となり、その内容が確認されると一転して売られる場面もあった。半導体の調達リスクについては相当低くなっており、生産水準も回復できる見通しを示しており、通期の生産計画900万台は保守的とも言われており、再上方修正の可能性がありそうだ。
株価が低迷している任天堂(7974)は通期利益予想を上方修正したにも関わらずスイッチ本体の販売計画の引き下げから上値の重い状態が続いている。ただ11月19日発売の「ポケモンBDSP」など下期に有力タイトルを多数用意していることを考慮すれば、半導体不足解消から本体が増産されれば、業績への不安は解消されそうだ。

レノバはBIGプロジェクトに期待

レノバ(9519)は通期の営業利益47億円(前期比2.1%増)を変えていないが、アナリストコンセンサスを上回る内容として上方修正が期待されている。佐賀県沖での洋上風力事業化検討報道について、現時点で会社側公表に基づくものではないとしてしているが開発に向けた調査を進めていることは認めており、BIGプロジェクトによる中長期成長期待がある。

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