話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

決算発表シーズンが一巡すればテーマ株を再度物色する動きになりそうだが、その中で大きな関心を集めそうなのが、日本とロシアの首脳会談だ。北方領土で何らかの進展があることへの期待が高まっており、これに連動する形で日露による平和条約締結を経て様々な経済協力が取りざたされている。関連銘柄を再度チェックしたい。

川上塗や蛇の目は人気持続するか?水産にも関心
今年9月2日にロシアのウラジオストクを訪問した安倍総理大臣はプーチン大統領と会談し、12月15日に同大統領を山口県に招待し首脳会談を行うことで合意している。その前段階として11月にペルーのリマで行われるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会合の際に日露首脳会談を行うことが決定しており、プーチン大統領の訪日を待たずして、様々な論議が行われることになりそうだ。
北方領土の交渉に関しては日本の立場として期待が先行している印象が強いが、返還に関して何らかの前進があり、日露経済協力による日本企業のロシア進出が活発化することが理想のシナリオだろう。ロシア関連では同国での販売比率が高い蛇の目ミシン工業(6445)やロシアの国営会社ガスプロム向けに天然ガスパイプライン用塗料を納入した川上塗料(4616)が急騰を演じた。両銘柄とも短期的な調整を経て、首脳会談へ向けて人気が持続するのか注視される。加えてロシアと繋がりが深いのが水産で、日本水産(1332)はサケをグループ会社を介してロシアの漁業会社から買い付けを実施、旧ニチロがロシア海域(北洋漁場)での漁業を目的に設立された経緯を持つマルハニチロ(1333)などが注目される。

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