好決算を発表する企業は?
今週以降、3月期企業の第1四半期(4~6月)発表が最盛期を迎える。既に発表が一巡している2月期企業の第1四半期に関しては、小売りで好決算が相次ぎ、8月期企業では第3四半期までの好決算を受けてファーストリテイリング(9983)が通期予想の上方修正を行っている。混沌とするウクライナ情勢や、新型コロナウイルスの第7波到来という不透明要因はあるものの、好決算を発表する企業は見直し買いが入る可能性が高く注目しておきたい。
27日に信越化学
素材では27日に信越化学工業(4063)の発表が予定されている。同社は4月の通期決算時に23年3月期の予想を開示していないが、PVCや苛性ソーダを主力とする生活環境基盤材料事業は好調なスタートを切っている模様。アナリストコンセンサスの通期営業利益は7550億円程度(前期実績6763億2200万円)だが、8500億円超も可能との試算もあり、第1四半期決算発表時に通期予想が開示されるかが注目される。
ゲーム関連は?
ゲームでは25日がコーエーテクモホールディングス(3635)、26日がカプコン(9697)、ソニーグループ(6758)は29日、任天堂(7974)が8月3日、。任天堂は円安効果や大型タイトルの発売期待があるものの、これらは織り込まれていることから新たな材料がほしいところ。ソニーはPS5好調による最高益予想は不変で第1四半期で上乗せがあるかに注目。
8月8日に東エレク
半導体関連では27日にSCREENホールディングス(7735)、8月5日がレーザーテック(6920)、8月8日に東京エレクトロン(8035)が控える。民生用途を中心に半導体デバイス等の需要鈍化が懸念されており、ネガティブ予想を裏切る内容なら他の半導体関連への波及効果も大きい。
自動車ではトヨタ自動車(7203)が8月4日、海運は商船三井(9104)が29日、日本郵船(9101)が8月3日を予定している。
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