待ったナシのLNG開発【話題のテーマと狙える銘柄】

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脱ロシアの動き

年初からのロシアによるウクライナ侵略により、急騰したエネルギー価格は主要国が実施した金融引き締めによる景気減速懸念などで下落に転じている。しかしその中で依然として懸念が高まっているのが天然ガス。ロシアが欧州へ供給するパイプライン「ノルドストリーム」が通常より60%削減されているうえ、日本企業が出資するサハリン2ではロシア政府の管理下に置く大統領令は発令されている。最需要期の冬へ向けて供給懸念が高まるなか、改めて脱ロシアの動きが高まろう。

プラント建設を加速化

ロシアによるウクライナ侵略が想定以上に長期化し、欧米各国の制裁とともにロシアも対抗手段として資源供給の縮小に動きだしている。特にその中で欧州は天然ガスのロシア依存度が高いことから、米国やカタールからの輸入を増やすなどサプライチェーンの再構築を急いでいる。一方、日本についてもサハリン2の動向は不透明であることから、目先のにならず中長期的視野にたてば供給を安定化させるうえで、プラント建設を進めて脱ロシアを進めることになろう。

個別では?

日揮ホールディングス(1963)総合エンジニアリングで国内トップ。液化天然ガス製造プラントに強みを持つ。
IHI(7013)。航空エンジン、大型ボイラー、ターボチャージャーなど様々な産業機械を製造。LNG向け貯蔵タンクでは世界シェア2割強を占める。
明星工業(1976)熱絶縁工事に強い建設工事会社で海外LNG出荷基地工事で豊富な実績。
INPEX(1605)原油・ガス開発生産国内最大手で政府が黄金株保有。豪州でLNGプラント「イクシス」を操業している。
クリヤマホールディングス(3355)ゴム、合成樹脂製ホースを日米欧で展開、シェールオイル向け採掘用ホースの需要増に期待。

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