秋のIPOシーズン到来【話題のテーマと狙える銘柄】

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6月公開銘柄では高株価も

秋の新規公開(IPO)シーズンが13日のジャパニアス(9558)を皮切りにスタートする。グロース銘柄は日経平均と同様に8月17日を高値に調整となっていたが、グロース市場Core指数も50日線水準の844ポイント近辺で下げ止まる動きになっている。米国の金利動向など不透明要因は多く、物色の方向感が見えにくいが、6月公開銘柄では上昇基調となっている銘柄も散見されるだけに成長性ある銘柄の初値形成後は注目できそうだ。

成長性と株価の位置次第では魅力ある投資対象

株式市場全般は9月7日まで調整色の強い展開となっていたが、下げ過ぎ反動などから出直る動きになってきた。物色の中心は電子部品などハイテクを筆頭にプレミア市場の主力株だが、グロース市場でも今年公開銘柄は個別で強い動きになっている。具体的には6月28日公開のM&A総合研究所(9552)は公開価格1330円、初値2510円に対して直近では5000円台まで上昇、6月30日公開のAViC(9554)も公開価格1020円で1266円の初値形成後に8月3日に920円まで下落していたが、9月8日は1291円の高値を付けている。成長性と株価の位置次第ではIPOのセカンダリーは魅力ある投資対象といえよう。

ジャパニアスやポーターズなどに期待

秋のIPOは9月13日のジャパニアス(9558)から10月12日のソシオネクスト(6526)まで12銘柄が控える。まず第1号のジャパニアスはAI・IOTなど先端分野の開発支援が主力で人気が出やすい業態。公開価格1020円を上回り高初値が期待される。9月29日のポーターズ(5126)は人材業界向けクラウドサービスを提供しており、小型案件であることかた高初値が期待される。10月7日公開のキューブ(7122)はMARK&LONA等の自社ブランドの衣料品の企画並びに小売・卸売事業を展開しており、前評判は高い。そのほかでは自社開発のSiTestを用いたウェブサイト解析サービス等のSaaS事業、インターネット広告の代理店業務及びスポーツデータAI解析のSPAIA事業を行う9月28日公開のグラッドキューブ(9561)などが注目される。

 

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