梅雨入りで気象関連に注目
5月下旬から6月上旬にかけては全国各地で梅雨入りシーズンとなる。気象庁による季節予報では今年は全国的に5月、6月ともに降水量は平年並みとの予想ながら既に5月上旬には記録的な豪雨により各地で水害が発生し、鉄道など交通期間がマヒしたのは記憶に新しい。豪雨災害を防ぐには長期視野立った防災対策が必要だが、短期的視野に立てば精度の高い気象予想により人的被害を最大限に防ぐ方策が必要になる。そこで気象関連銘柄をピックアップしてみた。
梅雨の時期は警戒が必要
日本気象協会による「梅雨入り予想」では、梅雨前線の北上は平年と同様か早い傾向で、今年の梅雨入りは、沖縄や九州から東北にかけて平年並みか平年より早いと予測しており、九州南部の5月下旬から北上して北陸や東北北部では6月中旬と見られている。近年は梅雨に関係なく豪雨が発生すると河川の反乱や鉄道がマヒするほどの大規模になる傾向が強く、梅雨の時期はとくに警戒が必要だ。
ウェザーニューズは民間気象情報で世界最大手
このような状況下、降雨量が多い時期になると株価が動意付く銘柄も存在する。その筆頭は民間気象情報で世界最大手を誇るウェザーニューズ(4825)。昨年の株価推移を見ると2021年は5月17日の5150円を底に上昇となり、12月9日には1万470円まで急騰。2022年は6月17日の5760円を底に8月15日には8400円の高値を付けた。スマホ利用の個人向け有料会員が伸びているうえ、海運など法人向けも好調。
ALiNKやITbookなど
このほかでは天気予報専門サイト「tenki.jp」を運営するALiNKインターネット(7077)やウェザーマップを傘下に持つIMAGICA GROUP(6879)、河川監視など防災IoTサービスを提供するITbookホールディングス(1447)が注目されよう。
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