どうなるキオクシアの初値【話題のテーマと狙える銘柄】

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年末のIPOラッシュがスタート

12月に入り年末のIPO(新規公開)ラッシュがスタートした。9日公開のインフォメティス(281A)を皮切りに27日公開のビースタイルホールディングス(302A)まで17銘柄が控えるが、その中で最大の注目銘柄は18日に東証プライム市場へ上場するキオクシアホールディングス(285A)だろう。10月23日に公開した東京メトロ(9023)に続く大型IPOが順調なスタートを切れば東京市場全般にも好影響を与えることになりそうだ。

上場後はファンドや指数組み入れに絡む買い需要も

旧東芝メモリのキオクシアHDは東芝の債務超過を解消するために2017年に設立され、2020年の上場延期を経ての上場となる。時価総額は当初見込んだ1兆5000億円規模からほぼ半減の7500億円にとどまるがメモリー市況の来年からの回復を睨んで今年の上場を優先。生成AIの普及で需要が高まるデータセンター向け最先端半導体メモリーの成長がどう評価されるかが鍵を握るだろう。因みに半導体関連での大型上場では昨年10月に上場したKOKUSAI ELECTRIC(6525)は公開価格1840円を15%上回る2116円で初値が生まれ、現在でも初値を超える株価を維持している。単純比較はできないが、上場後はファンドや指数組み入れに絡む買い需要も予想される。

宇宙関連企業も上場

この他では医療法人の経営支援で12日上場のユカリア(286A)、19日上場で小型SAR衛星の開発・運用を行うSynspective(290A)、23日上場で大企業を支援する令和アカウンティング・ホールディングス(296A)などに注目。Synspectiveの上場でQPS研究所(5595)やアストロスケールホールディングス(186A)の宇宙関連企業が再び話題になる可能性も。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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