トランプ第2期政権が始動【話題のテーマと狙える銘柄】

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トランプ関連銘柄は現実買い

米国では1月20日に大統領就任式が行われ、トランプ氏による第2期政権が始動する。昨年11月に実施された選挙では上下院とも共和党が過半数を占め「トリプルレッド」が実現した。これにより、トランプ氏の基本理念である米国の利益を最大化、最優先する「MAGA」(Make America Great Again=”米国を再び偉大な国に)が協力に推し進められることになる。株式市場でもこれまでの期待や不安からトランプ関連銘柄は現実買いに移行する。

HV車には追い風

トランプ2期政権の産業政策では関税引き上げを軸にした貿易政策や規制緩和や減税などを通じた「小さな政府」への志向、エネルギー・環境分野での「化石燃料への回帰」が基本となりそうだ。関税引き上げに関しては中国を特に意識しているが、国内での生産を促して産業発展につなげるという考えが基になっており、「化石燃料への回帰」ではEVシフトへの流れに歯止めがかかる可能性が高い。これらを勘案すれば米国で生産拠点を有しつつもハイブリッド車(HV)で先行するトヨタ自動車(7202)とホンダ(7267)にはある程度の追い風になりそうだ。

規制緩和の目玉は暗号資産

規制緩和の目玉は暗号資産に関するものだろう。トランプ氏は既に暗号資産推進派のポール・アトキンス氏を証券取引委員会(SEC)の次期委員長に指名している。幅広く個人向けに金融サービスを展開するSBIホールディングス(8473)やセレス(3696)などが注目されよう。

ソフトバンクGは米国で積極投資

トランプ氏とともに記者会見に臨み、今後4年間で1000億ドル(約15兆円)を投資し、10万人の雇用をつくり出すと公言した孫正義氏率いるソフトバンクグループ(9984)の今後の米国での事業展開は傘下で半導体大手のアームともどもその動向が注視される。

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