マーケットの話題~3月期末接近で高配当銘柄に照準

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

3月相場に入りメジャーSQが明けたところで早くも期末を意識した動きになりそうだ。2月以降は日経平均が膠着状態を続けるなかで、値動きの良い新興を中心とする中小型銘柄の個別物色が続いていたが、期末に向けては大型や中小型を問わず好調な業績はもとより、増配を行ったり、優待など株主還元に積極的な企業が改めて注目される可能性が高い。第3四半期発表に増配を行った企業などを個別にピックアップした。

優待狙いなら松屋フーズなども

 
2016年度の全上場企業の配当総額(日本経済新聞調査)は11兆8000億円と7年連続で増加する見込みで、国内企業の多くは業績好調や株主重視の姿勢から配当を増やしている。超低金利下の国内情勢から国内上場企業の配当利回り面の優位性は高まっており、利上げが見込めない状況から今後、株式配当の重要性は一段と高まってきそうだ。
高配当銘柄では、今17年3月期に16円(前期12円)の期末一括配当を行うヤマダ電機(9831)や前期末の21円から今期末に24円の増配を行う日産自動車(7201)、55円期末一括配当(前期55円)のソニーフィナンシャルホールディングス(8729)など。優待込みの外食チェーンなら1000円分の食事券と期末5円(前期9円)を行うゼンショーホールディングス(7550)や1品選択可能な優待食事券10枚と期末13円(同12円)配当を行う松屋フーズ(9887)も魅力となる。
加えて第3四半期に大幅増益かつ増配を行った企業ではミロク情報サービス(9928)が第3四半期で営業利益31億8900万円(前年同期比41.8%増)を計上し、通期39億3000万円(前期比29.3%増)の上ブレ濃厚、期末一括配当を20円から25円へ引き上げており、好実態は見直されるべきだろう。

Pocket

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次