原油高の影響が気になる
4月の後半に突入し3月期企業の通期決算発表が5月に向けて本格的にスタートする。前26年3月期は第3四半期までの状況から想定通りで着地しても今27年3月期予想がどうなるかが最大の関心となろう。米国・イスラエルによるイランへの攻撃でホルムズ海峡が封鎖され、原油高騰が利益面での圧迫要因となる。各社とも中東情勢の緊迫化が続けば慎重な利益予想となる可能性が高く、それを株価がどう織り込むのかを含めてより慎重な銘柄選別が求められることになりそうだ。
AI関連は好決算か?
3月期企業の先行指標ともいえる安川電機(6506)が4月10日に27年2月期の業績予想を発表したが、連結営業利益で前期比26.8%の大幅な営業増益を見込んでいる。自律型のAIロボットをテコにフィジカルAI領域の拡大に意欲を見せており、AIに絡むハイテク企業は増益予想を打ち出してくる可能性は高い。
ディスコの今期予想は?
そのような中でまず注目されるのが22日発表のディスコ(6146)。6日に発表した1~3月期の単体売上高は1049億円(前年同期比19.2%増)、出荷額も981億円(同9.0%増)と会社想定を上回っており、この好調が持続すれば今期も期待できる予想を打ち出してくる可能性は高そうだ。28日発表予定の信越化学工業(4063)も半導体材料は主力のウエハ向け中心に好調持続ながら塩化ビニール樹脂などの素材の動向が気になる。
自動車やゲームは?
ゲームでは5月8日の任天堂(7974)はAI向けの需要急増で高騰しているメモリの影響からゲーム機本体の値上げ等の懸念がある。同じく8日発表のトヨタ自動車(7203)を含めて自動車メーカーも原油高騰による影響が気になる。SUBARU(7270)がすでに中東向け輸出を停止しており、他社でも同様の動きがあるかも知れない。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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