改めて宇宙関連に注目
米実業家のイーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXが6月12日にナスダックに上場する。当初の計画ではマスク氏誕生日前後の6月下旬が有力視されていたが、SEC(米証券取引委員会)による書類の審査が予想以上に早く進んだことから前倒しでの公開となる。6月4日にロードショー(投資家向け説明会)を開始するとも言われており、決算発表シーズンが一巡すれば次の関心は宇宙関連企業に向かう可能性が高そうだ。
宇宙船ドラゴンや衛星スターリンクを開発
スペースX(スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ)は火星の植民地化を可能にするための宇宙輸送コストの削減を目的に、2002年に設立、宇宙船ドラゴンや衛星スターリンク(衛星インターネットアクセスを提供)を開発し、ドラゴンはスペースシャトル初飛行から計算すると実に40年ぶりとなる新型の地球周回軌道に到達した有人宇宙船となっている。今回のPIOではナスダック100指数への早期組み入れを目指すべく、ナスダックへの上場となることから、これを契機に東京市場でも宇宙関連が注目されることになりそうだ。
個別では?
高市政権でも昨年11月に決定した総合経済対策で宇宙分野の取り組みが明記されており、宇宙開発での競争力強化は待ったなしの状況になっている。宇宙関連企業ではロケットの打ち上げで三菱重工業(7011)やIHI(7013)だが、小型SAR衛星を開発・製造し宇宙から撮影した画像データを販売するQPSホールディングス(464A)やスペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去や人工衛星の寿命延長のサービス等を開発するアストロスケールホールディングス(186A)や小型衛星の開発・運用などを行うアクセルスペースホールディングス(402A)なども注目されよう。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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