総額1兆円を支援
国産AIの開発に官民一体で動きだしている。生成AIについては米国が先行し、中国がそれを追う構図となっているが、日本企業がこれら海外のAIを利用すれば日本の基幹技術が流出し、これが将来的な日本企業の競争力低下に結び付くリスクがある。経済産業省が所管する国立研究開発法人は国産AIを開発する企業などを公募しており、採択された企業には2030年度までの5年間で総額1兆円を支援する方針を示しており、これを受けて多くの企業が動きだしている。
日本AI基盤モデル開発
国産AIの開発でここへきて大きく注目されているのがソフトバンクグループ(9984)やNEC(6701)、ホンダ(7267)、ソニーグループ(6758)の4社で設立した新会社「日本AI基盤モデル開発」。この新会社には、日本企業約30社が参画に検討していると報じられており、第1陣となる約10社は6月に出資を完了する予定され、日立製作所(6501)やKDDI(9433)系のKDDI総合研究所、ファナック(6954)、安川電機(6954)などの社名が上がっている。
旧堺工場跡地に大規模なAIデータセンター
ソフトバンクはシャープの旧堺工場跡地に大規模なAIデータセンターを建設しており、総額約1兆円を投じて約10万個のGPUを配備、フィジカルAIモデルの学習に向けた十分な計算能力を提供するという。経済産業省傘下の国立研究開発法人は国産AIを開発する企業などを公募し、2030年度までの5年間で総額1兆円を支援する方針をうちだしており、新会社はこれにも応募、官民一体となっての国産AI開発が加速する。国産AIが実用化すればロボットに搭載できるフィジカルAIが注目されることになろう。その観点からはファナックや安川電機が更に注目されそうだ。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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