レアアース再利用で脱中国!
半導体や電気自動車(EV)などに使われるレアアースの確保が難しくなっている。対日制裁を強化している中国による輸出規制の影響で、今年1月から半年間の輸入量が、規制前だった24年と同期間の2割前後にとどまったことが報じられている。このような中で環境省は海外からの輸入に頼るレアアースやレアメタルといった重要鉱物を安定的に確保するため、省内に担当室を新設する方針であることが伝わった。廃棄された製品から資源を取り出して再利用する仕組みを促進するもので注目されそうだ。
「重要鉱物等リサイクル事業室」が設置
中国が段階的にレアアースの対日輸出規制を強化するなかで、政府は南鳥島周辺での高濃度レアアース泥の採掘を進めている。その一方で目先的には「都市鉱山」と呼ばれる、使用済みの家電やスマートフォンなどの電子機器に含まれるレアアースを再利用すべく、「重要鉱物等リサイクル事業室」を環境省が設置することが伝わっており、政府主導で「都市鉱山」の利用が進むことが予想される。
TRE HDは抽出技術で先行
廃棄物の再資源化から処分まで一貫して手がけるTREホールディングス(9247)は子会社でリサイクル処理された小型家電の基板から、純度99.94%の金抽出に成功するなど抽出技術で先行する。金属系産業廃棄物のリサイクルを手がけるイボキン(5699)や都市鉱山のリサイクル事業に注力している松田産業(7456)、製錬やリサイクル事業を手掛ける三井金属(5706)も注目されよう。
東邦鉛は鉛生産後の副産物から回収
一方、東邦亜鉛(5707)は鉛生産後の副産物からレアアースやレアメタルを回収することが報じれた。生産体制を再編する一環として2029年をメドに安中製錬所(群馬県安中市)に設備を設ける方針で中国依存からの脱却に切り札となることが期待されている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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