マーケットの話題~3月期決算発表が本格化

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いよいよ3月期決算発表が本格化する。昨年後半はトランプ米大統領の就任を契機に為替は11月9日の1ドル101円15銭から12月15日に118円66銭まで円安が進行、輸出系は少なからずこの恩恵を享受したが、ここへ来てはトランプ大統領の政権運営への不安などから一転して円高への不安が高まっている。地政学リスクの高まりから不安が高まるなかで18年3月期をどのように予想してくるかが注視されよう。
輸出系は為替動向が懸念、まずは安川電機に注目
3月期決算発表については、先陣をきって4月20日に発表するの安川電機(6506)の内容が注目されることになりそうだ。安川電機の17年3月期については通期連結営業利益の310億円(前の期比310億円)は想定通リの着地、次期は18年2月期へと決算期変更となることから、前期とは単純比較できなくなるが増益予想がコンセンサスと見られている。ロボット事業は好調が続くものの、為替動向やスマートフォン関連の需要が第1四半期でピークを打つ懸念も一部で指摘されており、これら懸念要因を考慮したうえでどこまで増益幅を伸ばせるかが注視されそうだ。
安川電機に続いては、25日に日本電産(6594)、シマノ(7309)、26日に花王(4452)、日本航空電子工業(6807)、小糸製作所(7276)、27日に富士フイルムホールディングス(4901)、28日にソニー(6758)、5月に入っては10日にトヨタ(7203)の発表が控えている。日本電産は小型モーターの好調、IoT化の推進などによる製造原価低減効果が18年3月期の予想にどこまで反映されてくるが注目されよう。

 

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