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東洋ゴム「ノアイア」開発で大きな可能性

東洋ゴム工業(5105)が空気充填不要の近未来型エアレスコンセプトタイヤ「noair(ノアイア)」を開発したことを発表した。タイヤに空気を入れる必要がなくなれば、パンクによる事故が防げるうえ、空気を補充する手間も省けることから日々のメンテナンスからも解放される。空気充填不要は次世代のタイヤとしてかねてより注目されていただけに乗用車への将来的な市販化に期待が高まりそうだ。
ノアイアは内芯側で高剛性の特殊な樹脂のスポークによってタイヤの基本構造を構成し、荷重を支持する力を確保、外側の路面に接するトレッド部分にはゴム部材を用いて、「走る、曲がる、止まる」というタイヤの基本性能を成立させている。課題となる耐久力については、同社の市販製品(空気入りタイヤ)での法規相当条件を大幅にクリアするとともに、過去の試作モデルから8倍以上の向上を実現しているという。
同社でEVなどの未来型モビリティが市場の一角を形成し始める社会を想定した場合、メンテナンスフリー性のニーズがより高まることが予想されるとしている。空気充填不要タイヤは同業の大手メーカーも開発を進めており、自動車では縁の下の力持ち的存在だったタイヤが、空気充填不要タイヤの登場で一気に主役に躍り出る可能性がでてきた。

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