マーケットの話題~好況続く産業用ロボット

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

発表が一巡した第2四半期決算では産業用ロボットの関連企業が軒並み業績上ブレの好決算を発表した。好調な要因は各社によって事情は異なるが、AIの進化などで新たなデジタルデバイスが登場、自動運転や電気自動車普及へ向けて自動車業界が新たな生産設備を導入するなかで、最新のロボットで人手不足の解消と生産効率化を図る狙いがある。第3四半期以降の動向次第では更なる上ブレも期待されるだけ関連銘柄が調整する場面では再度買いのタイミングを図りたい。

更なる上ブレあるか?「国際ロボット展」にも注目

ロボットの筆頭では安川電機(6506)が10月23日付で18年2月期の通期予想を上方修正した。連結営業利益では従来予想の455億円から540億円へ修正、これは市場の事前期待通リの内容で、一部ではモーションコントロールの伸び悩みを懸念する向きもあるが、前提為替レートは1ドル110円であることから、現状の為替水準が継続するだけで再度の上ブレ要因になる。一方、ファナック(6954)も10月25日付で18年3月期予想を営業利益で1698億円から2091億円へ上方修正、工作機械メーカー向けにロボマシンが想定以上の好調になっている。加えてロボットの大手では11月決算である不二越(6474)が決算期末を迎えて通期はどのような内容で着地するか注目が集まる。同社の通期連結営業利益は160億円(前期比43.6%増)を見込んでおり、着地内容次第では、他の大手へも業績面での期待が高まりそうだ。
一方、ロボット業界のイベントでは11月29日から東京ビッグサイトで開催される「2017国際ロボット展」が話題を集めよう。大手ロボット企業に加えて、平田機工(6258)がスカラ型ロボットや直交ロボットを、ロボットの高感度の衝突検知などに貢献する第一精工(6640)などが出展を予定している。

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