世界3大ゲームショウ
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する「東京ゲームショウ2018」が9月20日から幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される。毎年9月に開催されている日本最大規模を誇るゲームショウは、米国のE3や独・Gamescomと並ぶ世界3大ゲームショウとして海外からの関心は極めて高い。年末商戦へ向けてのハードメーカーやソフトメーカーを含めた各社の出展内容は中期的な業績と株価動向を占う上で注目を怠れない。
出展小間数は過去最高を更新
「東京ゲームショウ2018」は366社が出展(7月3日現在)を決めており、出展小間数は過去最高を更新、今年も盛り上がることは間違いない。株価面では8月に中国の規制当局がゲームライセンスの承認を凍結したことで、ゲーム関連株が軒並み急落していたが、主要企業の多くは欧米と国内の販売比率が大半を占めており、出展される新作タイトルへの評価が高まれば、株価も戻りを速める可能性は高そうだ。
任天堂が初出展
出展企業で最も話題を集めそうなのが任天堂(7974)が初出展することだろう。出展するのは20日と21日のビジネスデーのみで詳細は不明ながら、20年以上の歴史を持つゲームショウで同社が初めて出展するだけにサプライズとして評価されるのは間違いない。
ソフトメーカーでは?
ハード面では、海外での普及台数からもソニー(6758)のプレイステーション4(PS4)対応ソフトが今年も注目されよう。ソフトメーカーでは「モンスターハンター:ワールド」が全世界で1000万本を出荷したカプコン(9697)。今回はPS2で大ヒットしたタイトルのリメイク版となる「バイオハザード RE:2」が公開される予定。先の第1四半期決算発表でも開発の意欲を見せていたことから、その内容が確認されれば業績上ブレ期待が高まりそうだ。
加えてe-Sportsとして展開している各社のゲームタイトルも注目されよう。
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