「ブラックフライデー」の売り上げは、史上最高を記録
12月相場に突入し、市場の関心はクリスマス商戦動向に集まっている。既に11月の第4木曜日の翌日にあたる「ブラックフライデー」の売り上げは、史上最高を記録。加えて米Adobe(アドビ)が実施した調査では、米国における11月1日から26日までのオンラインショッピング売上高は、前年同期比19.9%増の585億ドル(約6兆6000億円)と大幅な伸びとなっている。クリスマス商戦も好調な内容が期待されており、国内外のマーケットにはポジティブ要因になろう。
消費動向についてはポジティブな話題が多い
年後半はアップルの新型iPhone販売不振報道が国内外のマーケットに衝撃を与えたが、11月に入ってからの消費動向についてはポジティブな話題が多い。その代表的存在が任天堂(7974)で、傘下の米国任天堂は感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間(11月22日-26日)において、Nintendo Switchが米国において任天堂ゲーム専用機としては過去最高の販売となり、Wiiを超えたと発表している。これを受けて株価は3万50円を底に反発したが、Switchについては、低価格化した新型の発売期待も高まっており、クリスマス商戦後も話題を振りまく可能性が高そうだ。
オンラインショップの利用も急速に増える
ゲームソフトで数々のヒットタイトルを有し、玩具では世界的な人気キャラクター製品を要するバンダイナムコホールディングス(7832)は全般相場が暴落時でも上昇が続き5000円に迫る高値圏の株価を維持しているが、これはクリスマス商戦での期待を反映してのものだろう。バンダイナムコ系列では乳幼児向け知育玩具の企画開発を手掛けるピープル(7865)も注目できよう。加えてオンラインショップの利用がこの数年で急速に増えている。国内ではカカクコム(2371)なども注目できよう。
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