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来期を見据えた動向がより重要視

 3月期決算企業の第3四半期発表が終盤に差し掛かった。昨年末のアップルショックと年初の急激な円高、米中貿易摩擦から電子部品を中心に輸出系には業績下ブレ懸念が高まっていたが、実際には輸出系や内需系、業種を問わず個々の企業間で業績の優劣が明確になっているのが特徴的だった。今後は来期を見据えた動向もより重要視されてくることになる。好決算で物色された銘柄の中から株価の位置とテーマ性などを見ながらより選別物色が進むことになりそうだ。

5G好調のアンリツ

 日本電産(6594)の下方修正が発端となり、業績下ブレラッシュが懸念されていたが、実際には業種を問わず上方修正と下方修正が入り乱れる状況となっている。上方修正銘柄では、今後の成長分野で投資家にヒントを与えてくれたのがアンリツ(6754)だ。同社は19年3月期の連結業績予想を営業利益で70億円から110億円(前期比2.2倍)へ大幅に上方修正、これは北米・アジア地域において、5Gのチップセットと携帯端末の初期開発投資需要が従来の計画を上回るペースで推移しているため。5Gサービスは米国では既に一部でサービスが開始、日本でも一年前倒しで2019年からサービスが開始されることから、同社以外でも受注が更に拡大する可能性がある。

高機能化にニーズを満たすアドバンテスト

 上方修正組ではアドバンテスト(6857)も19年3月期を営業利益で530億円から630億円(同2.6倍)へ修正した。カーエレなどの性能向上に絡んでSoCテスト事業が好調に推移しており、高機能化にニーズを満たす企業は今後も成長が継続しよう。

インバウンド需要は限界?

 一方、ココカラファイン(3098)などドラッグストアの一部での業績下方修正が気がかりだ。災害の影響などがあるものの、出店競争激化やインバウンド需要の限界も指摘されており、内需関連でも選別が進みそうだ。

by 株価チャート「ストチャ」

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