株主総会に熱い視線【話題のテーマと狙える銘柄】

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞
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存在感高まるアクティビスト

 3月期決算企業の株主総会が今年も6月13日のトヨタ自動車(7203)を皮切りにスタートし27日前後にピークを迎える。ひと昔前の株主総会といえば取締役や監査役の選任など事前に決められていた議案の採決だけを行う「シャンシャン総会」が定番だった。しかし近年では株式を一定程度取得した上で、投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない企業価値の向上を目指す投資家「アクティビスト」の台頭で様相が一変しており、総会の動向で株価が変動する状況になっている。

アクティビストの先駆けは?

 アクティビストの先駆けとなったのが村上世彰氏率いる旧村上ファンドで、2006年には阪神電気鉄道の大量保有が明らかになり、その後の紆余曲折を経てライバルだった阪急HDとの経営統合に発展したことは記憶に新しい。その旧村上ファンドの流れをくむと言われる「レノ」の保有企業が近年話題になっており、今年に入ってレオパレス21(8848)の大量保有や廣済堂(7868)へのTOBが表面化、株主総会でも注目されることは間違いない。
 

ストラテジックキャピタルの保有株は?

 旧村上ファンド出身の丸木 強氏率いるストラテジックキャピタルもアクティビストの代表格で、大株主に浮上した浅沼組(1852)の株価は5月24日に3875円にまで急騰。政策保有株式の売却や一当たり配当金合計504円とする増配を目的として26日に開催される定時株主総会における議案を送付している。同様にストラテジックキャピタルの保有では世紀東急工業(1898)や極東貿易(8093)へも議案を送付しており、これら総会の動向に関心が集まっている。

アクティビスト以外では?

 アクティビスト以外では、経営トップ人事で内紛が起こっているLIXILグループ(5938)の株主総会も熱い視線が向けられておえい、5月16日の1304円を底に上昇している株価にも引き続き注目したい。

by 株価チャート「ストチャ」

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