万博やＩＲでも経済発展
６月２８日からのＧ２０大阪サミットが間近に迫ってきた。主要国首脳会議（Ｇ７）に参加する７か国やＥＵ、ロシア、および新興国１１か国の計２０か国・地域が参加する国際会議の日本開催は今回が初めて。米中首脳会談の実現の是非など株式市場でもその動向が注目を集めているが、国際会議の開催地となる大阪にも熱い視線が向けられそうだ。Ｇ２０大阪サミットが成功すれば、２０２５年国際博覧会（万博）やその後のＩＲ（統合型リゾート）誘致にも弾みが付くことになろう。
副首都構想へ向けても大きな意義
日本初開催となるＧ２０大阪サミットは大阪市住之江区南港北の大阪国際見本市会場（インテックス大阪）で開催される。大阪に関しては、先の統一地方選での松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事い続き堺市長選でも永藤英機氏が当選し、大阪維新の会が「三冠」を達成、大阪全域の一体感が高まるなかでのＧ２０開催は将来の副首都構想へ向けても大きな意義がる。開催地のインテックス大阪が位置する湾岸地域では夢洲で２０２５年大阪万博開催へ向け開発が進んでおり、ＪＲ西日本（９０２１）の桜島線延伸や京阪ホールディングス（９０４５）の京阪電鉄中之島線延伸計画が今後具体化することも期待さえる。
ＩＲ誘致でも大阪が改めて優位
Ｇ２０の開催で世界的にも知名度が上がるなかで、大阪万博開催後のＩＲ誘致でも大阪が改めて優位に立つことになりそうだ。カジノを含む統合型リゾートでは、紙幣識別機や硬貨計数機等の貨幣処理機大手で世界的にゲーミング向けで実績はがある日本金銭機械（６４１８）、カジノ向け決済システムでテックファームホールディングス（３６２５）なども注目される。
海外からの観光客も更なる増加が期待
Ｇ２０開催で知名度が更に上がるなかで海外からの観光客も更なる増加が期待される。ホテル運営では京阪ホールディングスに加えて、ロイヤルホテル（９７１３）も注目されよう。
コメント