3月期の2Q決算本格化【話題のテーマと狙える銘柄】

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悪化後の回復シナリオに関心

 2月期企業の第2四半期累計(3~8月)決算が一巡したところで、いよいよ今週からは3月期企業の第2四半期累計(4~9月)発表が本格化する。2月期企業では輸出系の先行指標である安川電機(6506)が通期予想を大幅下方修正、3月期企業でも自動車でスズキ(7269)が早々に通期予想の下方修正を発表した。ただ、両銘柄とも売り一巡後に戻す動きとなり、業績悪はある程度織り込まれた状況となっている。市場の関心は悪化後の回復シナリオに移っている。

日本電産の戦略を注視

 安川電機は半導体関連の投資先送り、スズキはインド四輪市場の低迷を下方修正の要因に挙げており、19年11月期決算ながら津田駒工業(6217)は米中貿易問題の影響から下方修正を発表している。加えて足元の円高も各社の下ブレ要因となっているが、これらの悪材料は大方、市場の想定内となっている。
 そのような中、今週は3月期企業の先陣を切って日本電産(6594)が23日に発表する。既に第1四半期(4~6月)発表時で通期予想を下方修正しているが、EVトラクションモータの開発費増加も一因に挙げており、再下方修正が仮にあっても衝撃はないだろう。むしろ自動車のEVシフトが加速化するなで、今後の展望が示されれば、市場ではポジティブに評価される。

信越化学やソニー、任天堂も注目

 その後は24日は東京製鉄(5423)、信越ポリマー(7970)、25日に信越化学(4063)、28日に日立建機(6305)、日本航空電子工業(6807)、キヤノン(7751)、30日にソニー(6758)、31日に任天堂(7974)など主要企業が続々と控える。ソニーは先ごろ、新型ゲーム機プレイステーション5の投入を正式発表しており、その具体的戦略が注目される。任天堂も新たに9月20日に発売されたNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の新型、「ニンテンドースイッチ ライト」の普及動向が注視される。




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