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強い動きを見せ5G銘柄

 3月期主要企業の第2四半期(4~9月)決算発表がほぼ一巡した。注目されていた電子部品に代表されるハイテクセクターは、米中貿易摩擦の影響が懸念されていたが、ふたを開けてみれば通期予想を上方修正する企業が相次いだ。各社で事情は異なるものの、強い動きを見せているのが次世代の高速通信規格「5G」向けに絡む設備投資。これを受けて株価も高値更新する銘柄が相次いだが、この5G投資が今後も拡大を続けるか否かで、押し目買いの判断が分かれることになろう。

各社とも慎重

 半導体関連の代表格ではアドバンテスト (6857)と東京エレクトロン (8035)、村田製作所 (6981)などが通期見通しを上方修正、通信系計測器ではアンリツ(6754)も第2四半期までの上振れ分で通期予想を上方修正している。アドバンテストでは第1四半期で5Gスマホのエンジニアリング向け、第2四半期で5Gスマホの初期量産向けが受注として計上され、アンリツも5G関連ではアジア向けを中心にチップセットなどが伸びているが、下期については一時的に減少の懸念があるとして、各社とも慎重に見ているようだ。

来期以降は対応スマホの普及加速

 ただ、米アップル社は来年発売される次期iPhoneいついて全機種で5G対応にすることが一部で報じられているうえ、中国向けの5GもSub-6GHzである特性上、20年後半には300-400ドルとリーズナブルな販売単価が見込まれている。これらのことから想定以上に5G端末が普及する可能性が高く、仮に下期一時的に落ち込んでも来期には5G端末に絡む受注が再度拡大する可能性ありそうだ。4G端末ではアルミが使用されていた本体カバーも5Gでは電波特性上、樹脂製が必須になるとされており、樹脂製カバーを取り扱うタキロンシーアイ(4215)の受注増も期待されている。5G関連受注は先行き半導体メーカー以外にも拡がりを見せそうだ。

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